米ゼネラル・エレクトリック(GE)のジェフリー・イメルト最高経営責任者(CEO)は、トランプ米大統領や一部の世界指導者の間で反グローバリゼーションの動きが見られる中でも、依然として大手多国籍企業には果たすべき役割があるとの見方を示した。

  イメルトCEOは24日付の株主宛て書簡で、「ここ1世代にわたり景気拡大をけん引してきた考え方に対して、懐疑的な見方が強くなっている。技術革新や生産性、グローバリゼーションといった概念に異議が唱えられる一方で、保護主義が台頭している」と指摘。その上で「われわれは依然として、進出した各国で投資や営業を行い、関係を構築することで、世界中で成長する大きなチャンスがあるとみている」との考えを示した。

  32ページに及ぶ書簡は27日に公開された。イメルトCEOは書簡の中でトランプ大統領を名指ししていないものの、米国の製造業雇用や貿易政策、法人税改革など、新政権にとって重要な多くのテーマに言及している。

  GEは近年の成長で中心的な役割を果たしたグローバリゼーションを擁護する一方で、自らを米国で雇用を創出している「誇り高い米国企業」と位置付けるなど、微妙なバランスを取ることに腐心している。GEの売上高に米国が占める割合は2000年の約70%から現在は半分未満に低下したが、イメルトCEOは同社の年間輸出額は200億ドル(約2兆2500億円)余りに上り、国内工場は高ペースでの稼働が続いていると指摘した。

原題:GE’s Immelt Sees Globalization Shift as Protectionism Grows (1)(抜粋)

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