ゴールドマン・サックス・グループは、電気自動車(EV)メーカー、米テスラの投資判断を「セル」に引き下げ、新型車を予定通り納車できるかイーロン・マスク最高経営責任者(CEO)の手腕に疑念を呈した。

  ゴールドマンのアナリスト、デービッド・タンベリーノ氏は、投資判断は「ニュートラル」から「セル」に、向こう6カ月間の目標株価を190ドルから185ドルにそれぞれ引き下げた。これを受け、27日の米株式市場でテスラ株価は一時5.8%下落、4.2%安の246.23ドルで終了した。先週末24日の終値は257ドル。

  同社の新型セダン「モデル3」について、タンベリーノ氏は「結局、納車は延期されることになるだろう」とリポートで指摘。テスラの複数の幹部は先週、モデル3について予定通りに進んでいると説明していた。さらにタンベリーノ氏は、同社の現金が急速に減っていることから年内に資金調達が必要となるだろうと付け加えた。

  マスクCEOは先週、モデル3は予定通り7月に納車できると説明。ただ、同社はたびたび生産に関する目標で達成困難に陥っており、依然として遂行能力は証明されていないとタンベリーノ氏は指摘した。

  同氏は、設備投資計画を賄うためにテスラは7-9月(第3四半期)中に17億ドル(約1900億円)規模の株式発行を迫られることになるとみている。この日の取引開始前の時間帯にテスラに電子メールでコメントを求めたが今のところ返答はない。

原題:Tesla Slumps as Goldman Cuts to Sell on Delivery Doubts (2)(抜粋)

最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中 LEARN MORE