ソフトバンクの孫正義社長は27日、バルセロナで開幕したスマートフォン業界最大のイベント「モバイル・ワールド・コングレス」で基調講演し、将来技術に関する自身のビジョンを示すとともに、その実現に貢献するようパートナー企業に呼び掛けた。

孫正義氏(2月27日)
孫正義氏(2月27日)
Photographer: Pau Barrena/Bloomberg

  アップルの共同創業者、故スティーブ・ジョブズ氏が愛用したような黒のタートルネックを着て登壇した孫社長は、コンピューターが30年後には人間の知能を超え、1つのコンピューターチップのIQ(知能指数)は1万に達するとの見通しをあらためて示した。孫社長は「私はこれを本当に信じている」と述べ、コンピューター性能の向上こそ、「私が英アームを買収した理由だ」と述べた。

  孫社長は英半導体設計会社アーム・ホールディングスが人工知能(AI)の発展に重要な役割を果たすと信じて、同社を320億ドル(現在のレートで約3兆6000億円)で買収した。同社長はアームが今後20年で、自動車やテレビ、さらには靴などの製品向けのチップ1兆個を出荷するとの見通しを示し、同社がチップのセキュリティーをさらに重視していく方針も示した。

原題:SoftBank’s Masayoshi Son Lays Out Vision With Jobsian Style (1)(抜粋)

最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中 LEARN MORE