タカタ製エアバッグの不具合が原因で負傷した被害者は27日、米司法省とタカタが合意した10億ドル(約1127億円)の和解案の承認を延期するよう米連邦地裁判事に求めた。和解案の一環としてタカタは同日、有罪を認める予定になっている。

  タカタは27日、デトロイトの連邦地裁のジョージ・カラム・スティー判事に対して、自動車メーカーに提供したデータと報告書を偽装した通信詐欺1件で有罪を認める予定。タカタは先月の司法省との合意で、米当局への罰金2500万ドルの支払いに加え、1億2500万ドル規模の被害者補償基金と、8億5000万ドル規模の自動車メーカー向けリコール(無料の回収・修理)賠償基金の設定に同意した。  

  ケビン・ディーン、クレイグ・ヒルボーン両弁護士が27日裁判所へ提出した文書によれば、タカタと司法省との合意は不正確あるいは「誤って描写された」主張に満ちており、自動車メーカーが被害者への支払いを回避するための盾に利用される可能性がある。両弁護士はその上で、スティー判事に判決前報告書と被害者衝撃陳述を精査し終わるまで承認を延期するよう求めた。  

原題:Takata Air-Bag Victims Seek to Delay $1 Billion Settlement (2)(抜粋)

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