天気が悪く日が短い冬の期間、オフィス勤務の身にはひどく閉塞(へいそく)感が募り、途切れることのない人との関わりに行き詰まりを覚えやすい。こんな時は余計、人里から離れていて現代のアメニティーに縁がなく、真の孤独感が味わえるところを休暇先に選びたくなる。携帯の電波も届かず他の人間に会うこともめったにない、ひときわ遠隔地の旅に出てはいかがだろうか。

ティエラパタゴニア(チリ)

外観はなかなか現代的なホテルだが、携帯の電波は届かずWiFi(ワイファイ)もない。部屋には白木が隅々にあしらわれ、手作りの家具やインテリアが置かれている。パタゴニア、そして遠くのトーレス・デル・パイネの山々の絶景に心が奪われ、電話やネットが使えない不便さなどすぐに気にならなくなるだろう。3日の滞在プランは1人2300ドルから。

しゃれた建築が印象的なチリのティエラパタゴニア
しゃれた建築が印象的なチリのティエラパタゴニア
Photographer: David De Vleeschauwer

ジャックス・キャンプ(ボツワナ)

アフリカのラグジュリーなキャンプは、施設がテントでもたいていWiFiを完備している。だが著名ガイドのラルフ・ボスフィールド氏が手掛けるこのキャンプはカラハリ塩田の奥地にあり、携帯電話の出番がない代わりに、野生にどっぷり漬かることができる。1泊料金は1人990ドル(全て込み)から。

カラハリ砂漠にあるジャックス・キャンプのテント
カラハリ砂漠にあるジャックス・キャンプのテント
Photographer: David De Vleeschauwer

ジャムタラ・ウィルダネス・キャンプ(インド)

ベンガルトラが多数生息するペンチ国立公園のそばにあるキャンプ。携帯電話を使いたければ少し運転した先で車を降り、電話を高くかざせば使えるが、「好奇心いっぱいのトラに注意してくださいね」とスタッフが言う、そんな所だ。1部屋588ドル(全て込み)から。

インドにあるジャムタラ・ウィルダネス・キャンプの光景
インドにあるジャムタラ・ウィルダネス・キャンプの光景
Photographer: David De Vleeschauwer

グレート・ベア・ロッジ(カナダ・バンクーバー島)

ここはクマの生息地なので双眼鏡を荷物に入れること、そして島への移動に水上飛行機を利用するため荷物は軽量にすることを忘れずに。携帯の電波もWiFiも皆無だがクマはとにかくたくさんいる。2階の部屋はシンプルだが快適で、入り江と野生生物保護区の景色が広がる。1階では家庭料理と地元産ワインが楽しめる。3泊の滞在プランは1人1500ドル(全て込み)から。

バンクーバー島のグレート・ベア・ロッジの浮遊式キャビン
バンクーバー島のグレート・ベア・ロッジの浮遊式キャビン
Photographer: David De Vleeschauwer

原題:10 Truly Remote Places Where Your Boss Can’t Track You Down(抜粋)

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