フランス大統領選をめぐる最新の世論調査によれば、独立系候補のマクロン前経済・産業・デジタル相の支持率が上昇し、最大野党・共和党など中道・右派陣営を代表するフィヨン元首相に対するリードがこれまでで最も拡大した。マクロン氏はライバルが法的トラブルに見舞われていることも追い風となり、同氏と極右政党・国民戦線(FN)のルペン党首との支持率の差も縮小した。

  調査会社カンター・ソフレスとオドクサが実施した2つの世論調査結果(26日公表)によると、仏大統領選の第1回投票の支持率はマクロン氏がいずれも25%と、ルペン氏の27%に2ポイント差と迫った。フィヨン元首相の支持率は20%と19%だった。これらの世論調査では、マクロン氏とフィヨン氏のどちらが決選投票に進んだ場合も、ルペン氏が敗れると予想されている。

  カンター・パブリック・フランスの世論調査ディレクター、エマニュエル・リビエール氏はインタビューで、過去3回の大統領選に立候補した中道の有力政治家フランソワ・バイル氏がマクロン氏の支持に回ったことについて、「バイル氏の支持表明は決定的だ。同氏は重鎮であり、マクロン氏に勢いが生まれた」と分析した。
  
  一方、オドクサの世論調査専門家ゲール・スリマン氏はフランス2テレビに対し、「目覚ましい数字の増加だ。だが持続可能かどうかは分からない。さらに多くの出来事が起きる可能性がある」と指摘した。

  オドクサの調査結果によると、マクロン氏が決選投票に進む場合、得票率61%で39%のルペン氏を破り、フィヨン氏も57.5%の票を獲得し、42.5%のルペン氏に勝利する見通し。

原題:Macron Extends Lead Over Fillon, Closes on Le Pen in French Race(抜粋)

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