ドイツ最大の銀行であるドイツ銀行が、2016年分のボーナス減資を80%近く減らした。同行は低金利と法的経費に伴う影響を和らげる努力を続けているが、約80%というボーナス減資圧縮の数字は最近では例がないという。

  ドイツ銀のカール・フォンロア最高総務責任者(CAO)はと独紙フランクフルター・アルゲマイネ日曜版(FAS)とのインタビューで、株主への配慮から賞与の支払いを減額するが、行員を失望させることは承知していると説明した。10万人の行員の約4分の1が影響を受ける見通しだという。ドイツ銀の広報担当者は27日ブルームバーグ・ニュースに対し、フォンロア氏の発言についての報道は正確だと述べた。

  フォンロア氏によれば、要職にある幹部約5000人は、銀行の業績に連動する特別な長期インセンティブを受け取ることになり、支払いは最長6年を経た後に行われる。

  エクイネット・バンクのアナリスト、フィリップ・ヘスラー氏は、80%近いボーナス削減は予想以上だとして「投資家はコスト低下で満足だろうが、優秀な人材が辞めていくのではないかという問題がある」と述べた。

  ドイツ銀は前年分のボーナスを17%削減した際、さらに大幅に減らせば最高の人材を引き留める能力が損なわれるとしていた。英銀ロイヤル・バンク・オブ・スコットランド・グループ(RBS)は16年分のボーナス原資を8%減らし、バークレイズは「フロントオフィス」スタッフのインセンティブ報酬を約1%引き下げたが、ドイツ銀の賞与圧縮ペースはこれらのライバルを上回る。
 
原題:Deutsche Bank Cuts Bonus Pool Almost 80% on Legal Costs (1)(抜粋)

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