米連邦地裁判事は27日、エアバッグの欠陥をめぐりタカタと米司法省が先月合意した10億ドル(約1100億円)相当の和解案を承認するかどうか検討する。タカタ製エアバッグの不具合に関連する事故の死者は全世界で少なくとも17人に上る。

  タカタはこの日、デトロイトの連邦地裁のジョージ・カラム・スティー判事に対して、自動車メーカーに提供したデータと報告書を偽装した通信詐欺1件で有罪を認める予定。タカタは先月の司法省との合意で、米当局への罰金2500万ドルの支払いに加え、1億2500万ドル規模の被害者補償基金と、8億5000万ドル規模の自動車メーカー向けリコール(無料の回収・修理)賠償基金の設定に同意した。

  事情に詳しい関係者2人によれば、タカタと米司法省は26日までに、1月の和解案の一環である補償基金の運営責任者に弁護士のケネス・ファインバーグ氏を指名した。スティー判事は27日にファインバーグ氏指名の是非も検討するという。

ケネス・ファインバーグ氏
ケネス・ファインバーグ氏
Photographer: Alex Wong/Getty Images

  ファインバーグ氏は26日のインタビューで、「米連邦地裁判事からの求めに応じ、私はあす出廷する」と発言。「そこでどうなるかは判事次第だ」と語った。同氏はそれ以上のコメントを控えた。

  ファインバーグ氏(71)はこれまでも、ゼネラル・モーターズ(GM)の発火スイッチ欠陥や、米同時多発テロ、BPの2010年のメキシコ湾での原油流出などで被害補償に携わってきた。

  タカタの広報担当ジャレド・レビ-氏はコメントを控えた。司法省報道官に電子メールでコメントを求めたが、これまでに返答はない。

原題:Takata, U.S. Said to Nominate Feinberg to Oversee Air Bag Fund(抜粋)

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