米資産家ウォーレン・バフェット氏率いる投資・保険会社バークシャー・ハサウェイの2016年10-12月(第4四半期)利益は15%増加した。ダウ・ケミカルへの投資に伴う利益が寄与した。

  25日の発表資料によると、純利益は62億9000万ドル(約7060億円、1株当たり3823ドル)と、前年同期の54億8000万ドル(1株当たり3333ドル)から増加した。一部投資損益を除いた営業利益は1株当たり2665ドルと、ブルームバーグが集計したアナリスト3人の予想平均(2717ドル)を下回った。

  バフェット氏(86)は優れたストックピッカーとして広く知られるものの、バークシャーの収益の大部分は同氏が過去50年に買収した事業が生み出している。同社は自動車保険ガイコや鉄道のBNSF、自動車ディーラー、小売り、電力など多数の子会社を傘下に置く。バフェット氏は買収を継続しており、昨年は電池メーカー、デュラセルや航空・エネルギー関連部品メーカー、プレシジョン・キャストパーツの買収完了が製造業部門の利益を後押しした。

  16年通期純利益は241億ドルと、過去最高益を記録した15年からほぼ横ばい。クラスA株1株当たり純資産は昨年末時点で17万2108ドルと、3カ月前の16万3783ドルから増加した。

  バークシャーが保有していたダウ・ケミカルの優先株30億ドル相当は第4四半期に普通株40億ドル強に転換された。その結果、約12億ドルの利益が生じた。ダウ・ケミカルの優先株は同社による09年のローム・アンド・ハース買収時にバフェット氏が出資して得たもので、バークシャーは昨年末までにダウ・ケミカルの普通株を売却したことを年次報告書で明らかにした。

原題:Berkshire Profit Climbs 15% to $6.29 Billion on Investments (1)(抜粋)

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