英銀バークレイズのオンライン・ドル貯蓄預金口座の金利は1%で、同行はこれが米国平均の12倍だと自慢している。金利比較サイトのバンクレート・ドット・コムで見ると確かに、これは全米で最高の部類だ。

  しかしこの度、これを上回る「高金利」のライバルが登場した。三菱UFJフィナンシャル・グループ(MUFG)が米国で立ち上げたネット銀行「ピュアポイント・フィナンシャル」だ。米子会社であるMUFGユニオンバンクの貯蓄預金専用部門で、1万ドル(約112万円)以上の預金に対し1.25%の金利を支払う。

  米市民は1.25%も大したことはないと思うかもしれないが、MUFGの銀行部門である三菱東京UFJ銀行の円定期預金の金利は10年物まで0.01%だと聞けば、考えが変わるのではないだろうか。

  ピュアポイントの責任者のピエール・ハビス氏は、預金集めのための期間限定ではなく「一貫して市場でトップクラス」の金利を提供していくとしている。ピュアポイントは23日の発表資料で「米国民の貯蓄率を高める一助となる」ことを約束した。米国民の貯蓄率は現在わずか5.4%。確かに助けが必要だ。

  ピュアポイントのもう一つの目的はMUFGユニオンバンクを全米でトップ10に入る預金金融機関にすることだ。現在は21位。

  高めの金利で集めた預金をつなぎ留める戦略の一つが「フィナンシャルセンター」と呼ぶ実店舗だ。ダラスやタンパ、サウスフロリダに開設したほか、年内にシカゴやヒューストン、ニューヨークにも拡大する。

  「実店舗の存在はブランド構築に役立つ。ネット専業銀行よりも顧客は身近に感じる」とアクセンチュアの銀行担当マネジングディレクターのアラン・マッキンタイヤ氏が述べた。

原題:A Japanese Fix for American Savings: 1.25 Percent Interest(抜粋)

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