ドイツの自動車メーカー、フォルクスワーゲン(VW)の排ガス不正問題をめぐり詐欺と共謀の罪で米当局に起訴された同社のコンプライアンス(法令順守)担当幹部1人が、デトロイトの連邦地裁で開かれた罪状認否で無罪を主張した。

  独国籍のオリバー・シュミット被告は先月、米フロリダ州での休暇中に逮捕された。独在住の他の幹部5人も米当局に起訴されたが、国内にとどまり、今のところ身柄引き渡しを免れている。

  シュミット被告の弁護士を務めているデービッド・ドゥムシェル氏は記者団に対し、同被告の保釈を求めていくと語った。同被告が検察当局に協力するかどうかについてはコメントを控えている。

  VWは先月、米国に自動車を輸入した際に虚偽の申請を行ったほか、当局の調査を妨害したことで有罪を認め、43億ドル(約4900億円)の罰金・民事制裁金を支払うことで米当局と合意した。同社はデトロイトの連邦地裁で3月10日に罪状認否を行う。

  同社とその幹部に対する独検察当局の捜査はなお続いており、VWは米独両国で株主訴訟にも直面している。独検察当局は先月、刑事捜査の対象をマルティン・ウィンターコルン前CEOにまで拡大した。

原題:VW Executive Pleads Not Guilty as 5 Avoid U.S. Diesel Case (2)(抜粋)

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