フランス大統領選挙の極右候補、ルペン国民戦線(FN)党首は、フランスの外交政策は自国で決める必要があると述べ、欧州連合(EU)加盟各国との関係強化を進めてきた数十年来の政策の転換を求めた。

  ルペン氏はパリでスピーチし、「フランス国民の自由を万全にするのに高過ぎる代償というものはない。フランスの外交政策はパリで決める。同盟国は干渉できない」と言明した。

  大統領に当選すれば、まずEU条約の再交渉に取り掛かると述べたルペン氏は、英国のEU離脱選択を歓迎。フランスが北大西洋条約機構(NATO)の軍事機構から撤退する可能性にも言及した。「人工的な超国家を創設する試みに反対し自由を取り戻そうとしている欧州の人々を私は喜ばしく思う」と述べ、「EUは解決策ではなく、問題だ」と論じた。

  米国については、オバマ前大統領の政策を介入主義と断じ、これをトランプ大統領が覆すことを期待していると説明。米国によるリビアとシリアの反政府勢力支援は、世界の平和を損ねた「間違い」だと主張した。「米国は同盟国だが、敵国になることもある」と話し、トランプ政権始動後の動きに勇気付けらていると語った。

  世論調査によれば、ルペン氏は4月23日の仏大統領選第1回投票でトップになる可能性が高いが、5月7日の決選投票では敗れるとみられている。

原題:Le Pen Says French Foreign Policy Must Be Decided in Paris(抜粋)

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