23日の欧州債市場ではフランス国債が続伸するなど、ユーロ参加国の国債は総じて上昇。フランス大統領選で無所属候補のマクロン前経済相が中道のフランソワ・バイル氏との共闘に合意し、決選投票進出の可能性が高まったことを好感した。

  フランス10年債利回りは2週間ぶりの低水準を付けた。マクロン氏は22日遅く、穏健派の票が割れることを避けるためバイル氏の共闘の申し出を受け入れたことを明らかにした。さらに決選投票についてのオピニオンウェイの世論調査で、マクロン氏がルペン国民戦線(FN)党首に60%対40%で勝利するとの見通しが示され、フランス国債は上げ幅を拡大した。株が引けにかけて軟化したことを受け、安全資産とみなされるドイツ国債も上げ幅を広げた。

  ゴールドマン・サックスのグローバル・マクロ・アンド・マーケット・リサーチ部門共同責任者フランチェスコ・ガルザレリ氏はブルームバーグテレビジョンに対し、「フランスが欧州債市場を複雑にしているのは間違いない」と述べた上で、「価格のクロスセクションでは、数年前のようなシステミックリスクに見舞われる恐れを示唆するものは何も見られない」と語った。

  ロンドン時間午後4時12分現在、フランス10年債利回りは前日比3.7ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)低下の0.98%。ドイツ10年債利回りは4.8bp下げ0.23%。

  イタリア10年債利回りは3.7bp上昇の2.23%。20億ー30億ユーロ規模の10年債発行を来週に控えていることが重しとなった。

* ユーロ参加国の国債利回りとスプレッドの一覧はこちらをクリックしてください。

原題:French Bonds Rally After Macron Boosts Presidential Campaign(抜粋)
OATs Gain as Short Covering Boosts; End-of-Day Curves, Spreads(抜粋)

最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中 LEARN MORE