債券トレーディングの収入がアナリスト予想を下回った欧州の銀行に、英バークレイズが仲間入りした。同業務の収入で欧州勢の市場シェアは金融危機以降の最低に落ち込んだ。

  ブルームバーグ・インテリジェンスのデータによれば、世界の大手投資銀行9社の2016年債券トレーディング収入で欧州勢のシェアは26%と前年の32%から低下。11年には約40%を占めていた。株式トレーディング収入のシェアも約5ポイント低下し危機後の最低。

  バークレイズやドイツ銀行、クレディ・スイス・グループなど欧州の銀行は過去の不祥事に絡む費用負担と資本規制の厳格化に対応するためトレーダーを減らし、事業撤退や資産売却を進めている。この中でシェアを伸ばした米国勢は、トランプ新政権が米国の規制を緩和すればさらに有利になる公算だ。

  アトランティック・エクイティーズのアナリスト、クリストファー・ウィーラー氏は「欧州銀がなんとか追いすがろうとしている時に、米国勢は新政権の政策を追い風にまた差を広げるだろう。欧州勢の復活はあるのだろうか。多分ないように思われる」と話した。  

原題:Barclays Joins European Rivals Losing Trading Share to Americans(抜粋)

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