ドイツ連邦銀行(中央銀行)は欧州中央銀行(ECB)が利上げを開始した後に生ずるであろう損失に備える引当金を積み増した。

  連銀は引当金を18億ユーロ(約2150億円)積み増し、2016年末時点で154億ユーロとした。23日公表の年次報告書で明らかにした。同年の収支は9億6300万ユーロの黒字で、そのうち3億9900万ユーロを政府に移管した。

  バイトマン総裁は発表資料で、引当金の積み増しは債券ポートフォリオ膨張に関連した金利リスクの増大に対応したものだと説明した。

  総裁はドイツ経済について「今年と来年の景気動向は引き続き上向き軌道上にあるだろう」とした上で、長期的見通しは過去の平均より弱いと指摘。人口構成を主因に挙げた。

  ユーロ圏に関してはインフレ圧力が相対的に弱い状態が続いているとした上で、国債購入をあらためて批判。「拡張的な金融政策姿勢が適切であることは確かだ。ただし、拡張的の適切な度合いについての理解はさまざまだ」と語った。

原題:Bundesbank Increases Risk Provisions to Buffer Future Losses (1)(抜粋)

最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中 LEARN MORE