中国当局が保険会社の投機的取引を厳しく取り締まる方針を示したり、資本流出抑制の新たな措置を講じていることで、積極的な買収で知られる同国の保険業界が急ブレーキをかけつつある。

  ブルームバーグの集計データによると、中国の保険会社は過去3年で計1000億ドル(約11兆3300億円)近い規模の買収案件を発表した。しかし今年に入ってからはまだ1件の買収もない。安邦保険集団や中国平安保険(集団)、中国人寿保険などが昨年、活発に買収を仕掛け、米国のホテルチェーンや自動車情報ウェブサイト運営会社など幅広い資産を購入した。

  中国保険監督管理委員会(保監会)はここ数カ月、システミックリスクの芽を摘むとして業界の取り締まりを強化してきた。保監会の項俊波主席は22日の北京での記者会見で、一部の保険会社による「非常に大規模な投資と盲目的な買収」を抑制する方針を示し、「保険会社を決して金持ちクラブにさせない」と述べた。

原題:$100 Billion Buying Spree by Chinese Insurers Fizzles in 2017(抜粋)

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