国内市況の指標はここをクリックしてご覧下さい。過去の国内市況の記事はこちらです。

●日本株小安い、米早期利上げ観測の後退と為替重し-景気期待が下支え

(記事全文はこちらをクリックしてご覧下さい)

  東京株式相場は小幅安。米国の早期利上げ観測が後退、ドル高・円安が進みにくくなっている為替動向が重しとなった。証券や銀行など金融株が安く、非鉄金属や鉄鋼など素材株、輸送用機器や電機など輸出株が軟調。

  半面、国内外ファンダメンタルズの好転期待が根強く、朝方の売り一巡後の株価指数は下げ渋り。利益重視の戦略転換観測からヤマトホールディングスは急伸し、1銘柄で日経平均を7円弱押し上げた。

  TOPIXの終値は前日比0.84ポイント(0.1%)安の1556.25と4営業日ぶりに反落し、日経平均株価は8円41銭(0.04%)安の1万9371円46銭と続落。

  損保ジャパン日本興亜アセットマネジメントの狩野泰宏シニア・インベストメントマネジャーは、「日本株にとって米国の国境調整税など詳細の確認が必要。米国株のように、減税期待を素直に反応することができない」と指摘。米国の保護主義的な政策が日本に与える影響を見極める必要があり、再度の本格上昇には「来期1株利益のコンセンサス切り上がりが必要」と話した。

  東証1部売買高は19億6106万株、売買代金は2兆44億円。代金は前日から5%弱減ったが、かろうじて2兆円の大台を維持。上昇銘柄数は1013、下落は848。東証1部33業種は証券・商品先物取引、非鉄金属、鉄鋼、銀行、その他金融、輸送用機器、電機など15業種が下落。鉱業や空運、倉庫・運輸、医薬品、食料品、石油・石炭製品、卸売、陸運など18業種は上昇。鉱業は、アジア時間23日のニューヨーク原油先物の上昇がプラスに作用した。

  売買代金上位では東芝や三井住友フィナンシャルグループ、野村ホールディングス、ホンダ、東宝、スタートトゥデイが安い半面、日本経済新聞の報道をきっかけに宅配便の荷受量抑制観測が広がったヤマトHDは大幅高。三菱UFJモルガン・スタンレー証券では、利益確保が最優先の戦略を取ることになる点でポジティブとの見方を示した。クレディ・スイス証券が投資判断を上げたSMC、三菱モルガン証が目標株価を上げたANAホールディングス、大和証券が判断を2段階上げたサイバーエージェントも高い。

●超長期債利回り大幅低下、20年債入札順調-オペ懸念緩和で買い安心感

(記事全文はこちらをクリックしてご覧下さい)

  債券相場は上昇。この日に実施された20年利付国債入札の結果が好調だったことを受けて買いが優勢となり、超長期ゾーンの利回りが大幅に低下した。

  現物債市場では超長期債が軒並み安い。新発20年物159回債利回りは日本相互証券が公表した前日午後3時時点の参照値から3.5ベーシスポイント(bp)低い0.655%と1日以来の水準まで買われた。新発30年物53回債利回りは4.5bp低い0.85%、新発40年物9回債利回りは5bp低い1.005%と、ともに10日以来の低水準を付けた。

  長期金利の指標となる新発10年物国債345回債利回りは横ばいの0.08%で寄り付き、午前は同水準で推移した。午後に入ると一時0.07%と、1月27日以来の水準まで買われた。

  メリルリンチ日本証券の大崎秀一チーフ金利ストラテジストは、20年債入札結果について、「日銀のオペに対する不透明感が晴れた雰囲気があり、需要が集まった感がある」と指摘。「国内需要的には、今年度は例年に比べて生保の買いが鈍く、3月に買いにくるのではないかとの見方が生じやすい」とし、「今までのようなスピードでスティープニングはしなくなるかもしれない」とみる。

  長期国債先物市場で中心限月3月物は前日比7銭高の150円15銭で取引を開始し、いったん150円11銭まで上げ幅を縮小。午後の取引開始後には150円26銭まで上昇し、結局は8銭高の150円16銭で引けた。

  財務省がこの日に実施した 20年利付国債(159回債リオープン、表面利率0.6%)の価格競争入札の結果は、最低落札価格が98円75銭と、ブルームバーグがまとめた市場予想の98円65銭を上回った。投資家需要の強弱を反映する応札倍率は4.05倍と、2014年1月以来の高水準。小さければ好調を示すテール(最低と平均落札価格の差)は4銭と、前回の8銭から縮小した。

●ドルは113円前半、株軟調でやや円買い圧力-米3月利上げ織り込めず

(記事全文はこちらをクリックしてご覧下さい)

  東京外国為替市場では、ドル・円相場が1ドル=113円台前半で上値の重い展開。米国の次回利上げ時期をめぐる不透明感が続く中、軟調な日本株を背景にやや円買い圧力がかかった。

  午後4時15分現在のドル・円相場は前日比0.1%安の113円17銭。朝方に113円46銭まで強含んだ後は円買いが優勢となり、午後には一時113円08銭まで値を下げる場面が見られた。

  あおぞら銀行市場商品部部長の諸我晃氏は、東京時間に入ってからは株が一時弱かったことを受けて円高方向の動きとなっているが、米連邦公開市場委員会(FOMC)議事録が想像していたほどタカ派ではなかったということで3月の利上げの可能性が薄れており、「やはりドル買いに走りづらい」と説明。欧州の政治リスクもくすぶっており、「短期的には円高方向のリスクをケアせざるを得ない」と語った。

最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中 LEARN MORE