トランプ米大統領はボーイング製戦闘機「スーパーホーネット」とロッキード・マーチンの次世代ステルス戦闘機「F35」を競合させたい考えだ。しかし、防衛費の大幅見直しを承認する必要がある共和党議員は、こうしたアイデアを「意味を成さない」と話す。

  米下院の国防歳出小委員会のグレンジャー委員長によると、ボーイングの「F/Aー18E/Fスーパーホーネット」とロッキードのステルス戦闘機F35は、大いに異なるタイプの戦闘機で、米国の兵器の中で特殊な役割を有するという。同議員が選出されたテキサス州には統合打撃戦闘機のF35の製造施設が設置されている。

  同委の委員長に先月就任したグレンジャー議員はインタビューで、「F18と統合打撃戦闘機は全く異なる」と述べ、「F35に似た戦闘機はない。F18と比べることはできない」と語った。

グレンジャー下院議員
グレンジャー下院議員
Photographer: Tom Williams/CQ Roll Call via Getty Images

  これは議員による単なる選挙区向けの論法とは言い切れない。第5世代戦闘機に分類されるF35は、主として空母作戦向けに設計された第4世代のボーイング製スーパーホーネットに比べ、レーダーに探知されにくいステルス性が高く、より高性能なレーダーやセンサー、通信システムを搭載している。国防総省が購入するF35計2443機のうち、大部分に相当する1763機は空軍向けで、海軍向けではない。

原題:Trump’s Plan to Compete Jets ‘Doesn’t Make Sense,’ Lawmaker Says(抜粋)

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