世界の大手投資銀行では昨年、債券トレーディング収入が2012年以降で初めて増えた。

  米ゴールドマン・サックス・グループや英バークレイズなど、主要12行の債券セールスは昨年9%増え759億ドル(約8兆6000億円)になった。コーリション・デベロップメントのリポートが示した。一方で、株式トレーディングに加え、企業の合併・買収(M&A)助言および引き受け業務は低迷し、どちらも12年以来の低水準を記録したという。

  16年は英国民投票で欧州連合(EU)離脱が選択されたり、ドナルド・トランプ氏が米大統領選を制し、米経済の方向性をめぐるトレーディングが活発化。これが投資銀に追い風となり、一部事業の撤退や資産圧縮を進めるドイツ銀行クレディ・スイス・グループでも市場部門は収益を確保できた。

  とはいえ、業界での人員削減ペースを鈍化させるには至らなかった。投資銀は昨年、債券トレーダーを7%減の1万7500人とし、このペースは前年の2倍近かった。コーリションによると、11年以降では投資銀の債券トレーダーの3人に1人程度が削減された計算になる。

原題:Bond Trading Rebounds for First Time Since 2012 as Cull Goes On(抜粋)

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