石油輸出国機構(OPEC)閣僚らは今週、原油減産合意の履行状況について「素晴らしい」や「前例にない」など称賛する見方を示したが、成功だったと判断できる主要基準を満たし世界的な原油供給過剰が縮小していることの確固とした証拠を依然として待っている状態だった。

  カタールのサダ・エネルギー産業相は22日、ロンドンでの会議で、OPECにとって世界の原油在庫の減少は最も重要な要因と指摘。OPECのバルキンド事務局長は在庫減少ペースについて、合意の履行期間を当初の半年から延長する必要があるかを含めOPECの次の動きを決定するとの見通しを示した。

  現時点で在庫に関する最も信頼できるデータである米国の商業用原油在庫は、反対の方向に向かっている。世界最大の石油消費国である米国の在庫は、OPECが減産を開始した1月1日以降、毎週増加している。世界の在庫水準に関するデータはまだ発表されていない。

  ダンスケ銀行のシニアアナリスト、イェンス・ペデルセン氏は電話インタビューで「合意が高い水準で順守されていることに市場は確実に驚いている」と指摘。「最近の在庫トレンドは上向きで非常に厳しい。在庫がなお積み上がれば、市場は一段の価格上昇に若干慎重になるだろう」と述べた。

原題:OPEC Still Waiting for Evidence Oil Cuts Are Doing Their Job(抜粋)

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