強いドルに関するマントラ(呪文)は失われないようだ。

  ムニューチン米財務長官は米紙ウォールストリート・ジャーナル(WSJ)とのインタビューで、強いドルが米経済への信頼を示しており、長期的にドル上昇が「良いことだ」と述べ、米歴代政権の20年余りにわたる政策を踏襲した。

  長官は同時に、短期的なドル上昇については、良いことであったり、「それほど良くない」影響をもたらしたりする可能性もあるとの注釈を加えた。

  今回のメッセージは、ムニューチン氏が1月に議会での指名承認公聴会で示したものに類似した内容だ。トランプ氏は大統領に就任する直前、ドル安が望ましいとの考えを示唆し、ムニューチン氏は同公聴会でこの点について明確化を図ろうとした形だった。

  ムニューチン長官は22日配信の同紙インタビューで、「長期的な目的のためには、ドルの上昇は良いことであり、これまでに見られたように、長期的にはドルが上昇すると見込まれる」と発言。また、強いドルについて「短期的には米経済にとって前向きな側面と、前向きではない側面がある」と指摘した。

  ブルームバーグ・ドル・スポット指数は昨年11月の米大統領選以降、3.3%上昇している。ムニューチン長官は同インタビューで「大統領選以降のドル上昇の多くの部分は特にトランプ政権と向こう4年間の経済見通しに対する信認の印だ」との考えを示した。

原題:Mnuchin Says Strong Dollar Is Vote of Economic Confidence: WSJ(抜粋)

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