22日の米国債相場は上昇。一時下げていたが、米連邦準備制度理事会(FRB)が公表した米連邦公開市場委員会(FOMC)議事録を受けて反転した。議事録公表後、市場が織り込む3月利上げの確率は50%未満にとどまった。また株式相場がこの日の高値付近から下げたことも、米国債を下支えた。

  議事録では多くの参加者は「かなり早期」の利上げが適切になる可能性を指摘した一方で、投票権を持つメンバーの多くは「インフレ圧力が顕著に高まるというシナリオが現実化するリスクは低いものにとどまる」と予想した。またFRBのバランスシートをめぐる計画は進めず、今後の会合で対応するとした。

  ニューヨーク時間午後4時59現在、10年債利回りは前日比2ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%) 下げて2.41%。

  5年債入札で需要が低調だったことを受け、米国債利回りはこの日の最高水準に上昇した。

  5年債入札(発行額340億ドル)では、投資家の需要を測る指標の応札倍率が2.29倍だった。過去6回の入札の平均は2.49倍。

  MUFGセキュリティーズ・アメリカの米国債トレーディング責任者、トーマス・ロス氏(ニューヨーク在勤)は議事録について「FOMCが積極的に動き、3月もしくは5月に利上げを実施する可能性に対する市場の見方を変えるほどタカ派的な内容ではなかった」と分析した。

  議事録発表後、オーバーナイト・インデックス・スワップ(OIS)に基づく3月の利上げ確率は21%と、発表前の25%から低下。6月の確率は95%に下げた(発表前は100%)。

  当局の再投資政策については、TDセキュリティーズUSAのストラテジスト、プリヤ・ミスラ氏は、議事録では保有債券の再投資政策の変更が「全く差し迫っていない」ことを示唆していると指摘した。

原題:Eurodollars Pare Losses, USTs Gain as March, June Hike Odds Fall(抜粋)
原題:Treasuries Erase Declines After Fed Minutes Lack Hawkish Slant(抜粋)

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