米連邦準備制度理事会(FRB)が22日公表した連邦公開市場委員会(FOMC、1月31日-2月1日開催)議事録によると、金融政策当局者らは緩やかなペースでの利上げに対する自信を示しつつ、景気が過熱するリスクを回避するため「かなり早期」の利上げが適切になる可能性があるとも指摘した。

  議事録では、「多くの参加者は、労働市場やインフレに関して今後入手する情報が現在の予想と一致ないし予想より力強い、もしくは最大限の雇用およびインフレに関する委員会の責務をオーバーシュートするリスクが高まった場合には、フェデラルファンド(FF)金利をかなり早期に再度引き上げるのが適切となる可能性があるとの認識を示した」と記された。

  今回の議事録では、トランプ政権の財政面での刺激策からドル高がもたらし得る向かい風に至るさまざまな問題をめぐる不確実性への対応に政策当局者らが苦慮していることが示された。「かなり早期」の利上げをめぐる議論がある一方、短期的なインフレリスクへの懸念がほとんどないことを示唆する発言もあった。

  議事録では、投票権を持つメンバーの多くは「失業率が中長期的に見て正常といえる水準を大幅にアンダーシュートし、インフレ圧力が顕著に高まるというシナリオが現実化するリスクは低いものにとどまると引き続き予想した」とされた。

  このほか議事録によれば、FRBのバランスシートをめぐる計画は進めず、今後の会合で対応するとした。

  議事録では「参加者は、米財務省証券の償還資金、および政府機関債と住宅ローン担保証券の償還元本を再投資する現行方針の変更を正当化するような経済情勢について、またそうした方針の変更をどう実施し伝達するかについての議論を委員会が今後の会合で開始すべきだとの見解でおおむね一致した」と説明した。

原題:Many Fed Officials See Rate Hike ‘Fairly Soon,’ Minutes Show(抜粋)

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