スナップは21日、ニューヨークで来週の新規株式公開(IPO)に関するロードショー(機関投資家向け説明会)を行ったものの、今のところユーザー数の伸びをめぐる投資家の懸念は収まっていない。

  説明会に参加した複数の投資家によると、写真・動画共有アプリ「スナップチャット」の新規ユーザー数の伸び鈍化に関する質問に対し、同社はアンドロイド版アプリの不具合が理由だと指摘。しかし、投資家は同社の説明に納得していない。フェイスブックが運営する競合アプリ「インスタグラム」はスナップチャットと類似した、投稿が自動的に削除されるストーリー機能を最近取り入れ、両社の競争は激化している。インスタグラムのストーリーの日次アクティブユーザー数は1億5000万人を突破し、スナップチャットの1億5800万人に迫る勢いだ。

  説明会に参加したネービー・キャピタルのポートフォリオマネジャー、ショーン・スティフェル氏は「アンドロイド版の不具合を指摘してもインスタグラムという口に出せない重要な問題に対処したことにはならない」として、「ユーザーの伸びに関する問題をうやむやにしている」と批判した。

  スナップ株の取得を検討する投資家にとって、最優先課題はいかに迅速に新規ユーザーを獲得するか、どのようにユーザーを引き込むかだが、同社は主力のスナップチャット事業の黒字化に向けた取り組みを除いて、今後の計画について詳細の多くを明らかにしていない。

  同社はIPOで最大32億ドル(約3600億円)の資金調達を目指している。ニューヨーク証券取引所での取引開始は3月2日で、チッカーシンボルは「SNAP」。

原題:Snap Roadshow Questions Focus on Growth Amid Facebook Rivalry(抜粋)

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