クリーブランド連銀のメスター総裁は22日、政策当局者が金利に関して市場を驚かせたくないと述べるとともに、世界や国内にリスクがある中で見通しの調整を機敏に行う必要があると指摘した。シンガポールでブルームバーグテレビジョンとのインタビューで語った。

  メスター総裁は「国際経済や欧州の銀行に不確実さがあり、地政学的な不確実性が多く存在する」と指摘。「こうした不確実性を考慮した上でわれわれはなお予想を立て、何が適切な政策か考える必要がある」と述べた。

  イエレン米連邦準備制度理事会(FRB)議長は2月14日、トランプ米大統領が景気刺激型の財政政策を追求する計画を実現するかどうかにかかわらず、年内の追加引き締めの見通しを示した。それ以来投資家の間では、3月14、15両日にワシントンで開かれる連邦公開市場委員会(FOMC)での利上げ観測が強まっている。

  メスター総裁は「経済がどう推移するかを見守り、さらなる詳細を得られた時にパッケージを見極める必要があろう」と述べ、「経済が当局の想定と異なる動きだと考えられる場合には、政策軌道の見直しに向けて機敏な姿勢を取るべきだ」と付け加えた。

  同総裁はまた、インフレ加速への対応で利上げすることには「満足」と述べ、物価圧力への対応で当局は依然として「後手に回っていない」と指摘し、今月20日の発言と同様の見解を示した。
  
原題:Fed Doesn’t Want to Surprise Market on Rates, Mester Says(抜粋)

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