21日の外国為替市場で、メキシコ・ペソが1カ月で最大の上昇を記録した。メキシコ銀行(中央銀行)は外貨準備高を失わずにペソ相場を下支えするため、初の為替ヘッジ契約入札を準備しており、最高200億ドル(約2兆2700億円)の規模になる見通し。

  ペソはニューヨーク時間午後3時40分(日本時間22日午前5時40分)時点で2%高の1ドル=19.9740ペソ。ペソは100日移動平均を突破したため、テクニカル分析では一段高の可能性が示された。メキシコの通貨委員会がウェブサイトで公表したところによると、メキシコ中銀による最初の入札は3月6日に実施され、最高10億ドルの規模になる。

メキシコ・ペソとドルの紙幣
メキシコ・ペソとドルの紙幣
Photographer: Susana Gonzalez/Bloomberg

  ウェルズ・ファーゴ・セキュリティーズの通貨アナリスト、エリック・ネルソン氏は「この措置は、今後のその頻度や規模次第では、当初の反応以上にペソ相場を継続的に支える可能性がある」と述べた。

  メキシコ当局は今年1月と昨年2月にドル売り介入を実施しており、為替ヘッジ入札はペソ相場押し上げのための新たな手段となる。ドル売り介入はメキシコの外貨準備を浸食するが、21日発表の為替ヘッジ入札はペソで決済され、中銀のバランスシートに反映される。

  

原題:Mexico’s Peso Climbs Most in One Month on Banxico Hedge Plan (1)(抜粋)

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