米ベライゾン・コミュニケーションズと米ヤフーは21日、ベライゾンによるヤフーのインターネット事業の買収額を3億5000万ドル(約400億円)減額すると発表した。ヤフーで個人情報流出が発覚し、両社は買収価格の再交渉を進めていた。

  両社の発表資料によると、今回の措置で買収額は44億8000万ドルとされた。取引完了は4-6月(第2四半期)になる見通し。ベライゾンは売却完了後に社名をアルタバに変更するヤフーと、個人情報流出をめぐる法的責任を共有する。

  市場飽和状態に近づいている無線・固定通信事業からモバイルのメディア・広告事業へ展開を目指しているベライゾンは、今回の合意によりヤフーの事業とユーザー獲得へ一歩前進した。企業の合併・買収(M&A)に好意的なトランプ政権の下で規制緩和や、より幅広いM&A戦略が見込まれることから、ベライゾンは他の買収機会も探っている。

  ベライゾンのエグゼクティブバイスプレジデントで、製品開発・新事業担当責任者のマーニ・ウォールデン氏は買収条件の改定で株主にとって「公平で好ましい結果」がもたらされるだろうと述べた。この条件改定はヤフー株主の承認を必要とする。

  21日の米株式市場でベライゾンの株価終値は0.5%高の49.43ドル。ヤフーは0.9%高の45.50ドル。

原題:Verizon, Yahoo Cut Merger Price by $350 Million After Hacks (2)(抜粋)

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