オーストラリア準備銀行(中央銀行)は21日 公表した今月の金融政策決定会合(7日開催)議事録で、鉱山投資の落 ち込みに伴う圧迫要因が弱まる中、世界的な経済環境改善が景気を押し 上げ、資源輸出が増えるとの見通しを示した。

議事録では消費見通しについて、賃金の低い伸びに依然抑制される ものの、2016年半ばの低迷を脱し、消費の伸びが加速するとの見方が示 された。豪中銀は同会合で政策金利を過去最低の1.5%に据え置いた。

豪中銀は「貿易条件の改善は国民所得の増加を意味しており、国内 経済の見通しに若干の上振れリスクをもたらしている」と指摘。国内総 生産(GDP)の伸び率は年内に3%に加速し、「予測期間の残りの時 期に潜在成長率の推計値を引き続き上回る」との見方をあらためて示し た。

先進国での最近の弱い賃金の伸びや低インフレ、労働市場の余剰能 力といった状況が続いてきたことから、当局者はより明るい見通しには 慎重だ。世界中でリフレーションの兆しが見られているが、豪州の消費 者物価指数(CPI)の伸びが豪中銀の目標である2-3%に戻るには ある程度時間がかかると見込まれている。

豪中銀は「最近の世界的なインフレ圧力の高まりが予想以上に国内 のインフレに波及する可能性がある」と分析している。

豪ドルは議事録発表後のシドニー時間午前11時32分(日本時間同9 時32分)現在、1豪ドル=0.7684米ドルとほぼ変わらず。

原題:RBA Sees Rising Resource Exports, Waning Drag From Mine-Boom End(抜粋)

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