メキシコ銀行(中央銀行)のアレファンドロ・ディアス・デレオン副総裁は、米経済の成長は加速するものの、同中銀としてはメキシコ経済の減速に備えるべきだとの考えを示した。今後の政策金利の道筋に影響を及ぼす可能性があるとしている。

  同副総裁はブルームバーグ・ニュースとのインタビューで、メキシコ中銀による過去1年余りにわたる一連の利上げがペソ相場の急落にうまく対処し、物価上昇などの「ショック」に同国経済が適応するのに役だったと指摘した。

アレファンドロ・ディアス・デレオン副総裁
アレファンドロ・ディアス・デレオン副総裁
Photographer: susana gonzalez/Bloomberg

  メキシコ中銀はインフレ抑制に強い姿勢で臨み、2015年12月以降に計7回の利上げに踏み切った結果、主要政策金利は現在6.25%と当初の2倍余りの水準に達している。

  同副総裁はインフレ高進に警戒するとともに、「米国で国内総生産(GDP)の伸びが加速する一方、メキシコ経済では反対の事態が見込まれる点に留意する必要がある」とし、双方が「異なった景気循環」にあると語った。

  同副総裁は理事会入りしたばかりの新任で、一部エコノミストからは5人で構成する理事会メンバーのうちハト派中のハト派の一人とみなされており、ブルームバーグ調査では、年内に退任するカルステンス総裁の最有力候補。

原題:Central Bank Must Be Alert to Slowing Mexico Growth: Diaz (1)(抜粋)

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