欧米市場の株式、債券、為替、商品相場は 次の通り。

◎外為:ドル小動き、米祝日の薄商いでもみ合う-ポンドは反発

  20日の外国為替市場ではドル指数が小幅下落。ポンドは反発した。この日はプレジデンツデーの米祝日で、外国為替取引は薄商いとなった。

  ドル指数は前営業日終値を挟み小幅にもみ合った後、ニューヨーク時間午後5時10分現在は前営業日比0.1%下落。ドルは対円で0.2%高い1ドル=113円10銭。一方、ポンドは他の主要10カ国(G10)通貨全てに対し上昇し、ドルに対しては0.4%高の1.2463ドルとなった。

  南アフリカランドは対ドルで一時1.1%下げたが、その後下げ幅を0.1%に縮小。与党・アフリカ民族会議(ANC)執行委員会の臨時会議でゴーダン財務相の進退が話し合われる可能性が材料視された。

  20日は米株式および債券市場が休場だったことから、投資家は欧州の動向に手掛かりを求めた。ドイツでメルケル首相率いるキリスト教民主・社会同盟(CDU・CSU)の支持率がメルケル政権発足以来初めて、社会民主党(SPD)を下回ったとする世論調査が出たほか、英国では一部の上院議員が欧州連合(EU)離脱手続き開始を可能にする法案の修正を求める意向を示したことから、政治リスクが意識された。
  
  米連邦準備制度理事会(FRB)が22日に公表する連邦公開市場委員会(FOMC)議事録(2月1日)は、トランプ政権の政策に対する委員らの見解が示される可能性がある。米経済指標では、1月の中古住宅販売件数(22日発表)などから住宅市場の活動水準が年初に上向いたかどうかが示されそうだ。また、マークイット・エコノミクスが21日発表する2月の米製造業およびサービス業購買担当者指数(PMI)は、前月からの小幅上昇が予想されている。
原題:Unilever Dents Europe Stock Advance as Pound Rises: Markets Wrap(抜粋)
Pound Leads Gains Versus Dollar as Volumes Muted on U.S. Holiday(抜粋)

◎米国株:プレジデンツデーの祝日で休場。

  取引は21日に再開される。

◎米国債:プレジデンツデーの祝日で休場。

  取引は21日に再開される。

◎NY金:プレジデンツデーの祝日で立ち会い取引は休場。

  21日に再開される。

◎NY原油:続伸、米祝日で薄商い-リグ稼働増と減産が綱引き

  20日のニューヨーク原油先物市場ではウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物が続伸。先週は米石油リグ(掘削装置)の稼働数増加と石油輸出国機構(OPEC)による減産の両方が材料視される中、値動きは2004年1月以来と13年ぶりの狭さにとどまった。

  JPモルガン・チェースのアナリスト、デービッド・マーティン氏は「相場は引き続き、OPEC産油量減少との報道と米原油在庫の増加という相反する材料の間でもみ合う展開となっている」と話した。
  
  ニューヨーク時間午後1時現在、ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物3月限は前営業日比29セント(0.5%)高い1バレル=53.69ドル。この日はプレジデンツデーの祝日に当たり、決済は21日に持ち越される。ロンドンICEの北海ブレント4月限は37セント上昇の56.18ドル。
原題:Oil Climbs Amid U.S. Holiday Thin Trading, Supply Tug of War(抜粋)

◎欧州株:小高い、電気通信株と鉱業株が高い-ユニリーバは大幅安

  20日の欧州株式相場は小幅上昇。英蘭系消費財メーカーのユニリーバが売られたものの、鉱業株と電気通信株の上げが全体を押し上げた。

  指標のストックス欧州600指数は前週末比0.2%高の371.04で終了。金属価格の上昇を背景に、鉱業株は3日ぶりに反発。米市場休場のため、この日の売買は30日平均を3分の1下回る水準にとどまった。

  ドイツテレコムが2.5%上げるなど、電気通信株が高い。米携帯部門TモバイルUSをめぐり、ソフトバンクグループが傘下の米スプリントと合併させることに前向きとの報道が手掛かり。

  英銀ロイヤル・バンク・オブ・スコットランド・グループ(RBS)は6.8%上昇。消費者向け銀行部門のウィリアムズ・アンド・グリンの売却計画を撤回したことが好感された。

  一方、ロンドン市場のユニリーバは2008年以来の大幅安。米食品メーカーのクラフト・ハインツが1430億ドル(約16兆円)での買収提案を公表からわずか2日で撤回した。
原題:European Stocks Inch Higher in Thin Trading as Unilever Drops(抜粋)

◎欧州債:フランス債が下落、独債とのスプレッド拡大-政治不透明で

  20日の欧州債市場では幅広い年限でフランス国債が下落した。大統領選の第1回投票が約9週間後に迫り、相場が大きく揺れている。ドイツ2年債は上昇し、利回りは過去最低を記録した。

  フランス10年債のドイツ国債に対する利回り上乗せ幅(スプレッド)は2012年以降の最大に広がった。大統領選の第1回投票と決選投票の有権者の意向を問う世論調査で、極右候補ルペン国民戦線(FN)党首の支持率上昇が明らかになった。中道で無所属のマクロン前経済・産業・デジタル相が過去の植民地政策に関する自らの発言に対する批判への対応に追われたほか、左派候補2人が目指した共闘の取り組みはいったん決裂した。

  DZ銀行(フランクフルト)のストラテジスト、クリスティアン・レンク氏は、「政治が引き続き短期債の動向を主に左右している。その反応は中核国と周辺国とで大きく違う」とし、「最新の世論調査次第で、市場は高揚感から絶望へと陥ることもあり得る」と語った。

  ロンドン時間午後4時29分現在、フランス2年債利回りは前週末比5ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上昇のマイナス0.44%。10年債利回りは1.9bp上げ1.06%で、ドイツ国債とのスプレッドは75.8bp。一時は12年以降最大となる82bpまで広がった。

  ドイツ2年債利回りは3.6bp低下しマイナス0.85%となった。

  金融支援の継続に向け、債権団がアテネでの交渉再開に合意したギリシャの国債は各年限で上昇。2年債利回りは71bp低下の9.24%、10年債利回りは35bp低下の7.50%となった。

* ユーロ参加国の国債利回りとスプレッドの一覧はこちらをクリックしてください。
原題:French Bonds Slump as Political Campaign Still Seen Wide Open(抜粋)
Front-End French Bonds Suffer; End-of-Day Curves, Cross Spreads(抜粋)
Greek Bonds Rise on Deal Hope as UBS Says Wait for Sign-Off (抜粋)

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