トランプ米大統領が17日、幾つかのメディアを名指しして「米国民の敵」だと非難したことに批判が集まっている。19日に放映されたテレビインタビューでジョン・マケイン上院議員(共和、アリゾナ州)は、「民主主義を守りたいなら」自由で、時に敵対するニュースメディアが不可欠だと指摘した。

  海外でもメルケル独首相らがトランプ発言を批判。メルケル首相は18日、ドイツ・ミュンヘンで開かれているミュンヘン安全保障会議で、「私は自由で独立したメディアを支持するし、ジャーナリストを非常に尊敬する。ドイツでは相互に尊敬し合う時、常にうまく行ってきた」と語った。同会議にはペンス米副大統領も出席していた。

  マケイン議員はNBCの番組「ミート・ザ・プレス」で、独裁者は「手始めに自由なメディアを抑圧する」と発言。ただ、トランプ大統領が独裁者を目指しているという意味ではないと説明した。また、下院情報委員会の民主党筆頭理事、アダム・シフ議員は、ABCニュースの番組で、「強い懸念を喚起する」トランプ氏のコメントは「新たな思想戦」の一端のようだと述べた。

  トランプ大統領は17日、ツイッターに「偽のニュースメディア(業績悪化のニューヨーク・タイムズ、NBCニュース、ABC、CBS、CNN)は私の敵ではない。米国民の敵だ」と投稿した。

原題:McCain, Merkel Criticize Trump Calling the Media ‘The Enemy’ (1)(抜粋)

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