石油輸出国機構(OPEC)は原油供給削減を今回ほど忠実に順守したことはかつてなく、ヘッジファンドは減産順守を支持している。

  OPECが減産合意を順守する中、投資家はウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)原油価格上昇に対してこれまでで最も楽観的な見方を示している。国際エネルギー機関(IEA)はOPECによる当初の減産順守率が過去最高の90%に達したと発表。OPEC減産と米国のシェールオイル増産が綱引きとなり、米指標原油のWTIは1月10日以降、1バレル=50.71-54.34ドルのレンジで推移。ボラティリティ(変動性)は最小限にとどまっている。

  ソシエテ・ジェネラルの商品調査責任者、マイク・ウィットナー氏(ニューヨーク在勤)は電話インタビューで「OPECによる減産幅はこれまでのところ予想を若干上回り、縮小する兆しはない」と指摘。「このため、市場が均衡に向かいつつあるとの期待が高まっている」と述べた。

  米商品先物取引委員会(CFTC)のデータによれば、ヘッジファンドによるWTIの買越残高は14日終了週に8.6%増加。前週は減少したものの、買い越しが増えたのは今年に入って5回目で、年初来で3回目の過去最高更新となった。    

原題:OPEC Wins Investors Back as Cuts Prompt Record Bets on Oil Rise(抜粋)

最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中 LEARN MORE