米食品メーカーのクラフト・ハインツは、英蘭系ユニリーバへの1430億ドル(約16兆円)での買収提案を公表からわずか2日で撤回した。ユニリーバが断固として受け入れを拒んだことを受け、敵対的買収を嫌う米資産家ウォーレン・バフェット氏の信条が撤回の判断につながったと、事情に詳しい関係者が語った。

  20日のロンドン市場でユニリーバ株は一時7.9%急落し、クラフト・ハインツが買収を持ちかけたことを明らかにしたことに伴う上げの一部を解消した。

  3Gキャピタルとバフェット氏率いる投資・保険会社バークシャー・ハサウェイはクラフト・ハインツの株式を合わせてほぼ半分保有。ユニリーバの拒否を受けて合意による買収が不可能になったとの判断から買収案の撤回を決めたと、同関係者らは協議が非公開であることを理由に匿名で語った。

  クラフトの広報担当マイケル・マレン氏は19日の電子メールで、「当社の意図は極めて早い段階で公になった。友好的に前進することを意図していたが、ユニリーバはこの買収を望まないことを明確にした。両社が価値を生み出すためのそれぞれの独立した計画に集中できるよう、早期に撤退するのが最良の道だ」と説明した。

  バークシャー・ハサウェイと3Gに19日にコメントを求めたが回答はなかった。ユニリーバは1株50ドルでの買収提案を拒否し、同社を「根本的に過小評価している」と指摘していた。

原題:Unilever Plunges as Early Opposition Kills Kraft Heinz Bid (1)(抜粋)

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