17日の米株式市場で携帯電話事業大手TモバイルUSの株価が上昇し、前日比5.5%高の63.92ドルで取引を終えた。ソフトバンクグループは傘下の米スプリントとTモバイルの合併の可能性が高まるのであれば、スプリントの経営権を譲渡する用意があるとの報道が手掛かり。

  ロイター通信は17日、無線周波数帯域入札期間中の発言を禁じる米連邦通信委員会(FCC)の規制があるため、ソフトバンクはまだTモバイル親会社のドイツテレコムと協議していないが、4月の帯域入札終了後に話し合いを始める見通しだと伝えた。スプリントの同日の株価は一時4.9%高を付けた。終値は3.3%高の9.30ドル。

  ブルームバーグは昨年8月、ソフトバンクの孫正義社長は依然としてスプリントとTモバイルの統合を望んでいると報じていた。孫社長は2014年、FCCと米司法省が反対する姿勢を示したことから、Tモバイルの買収交渉を打ち切った。投資家らはトランプ政権が企業の合併・買収(M&A)の規制を緩和し、両社の統合に再びドアが開かれることを期待している。

  民主党政権下の14年、米当局は米国の大手携帯事業者は競争の観点から4社が好ましいとの見解を示した。トランプ大統領からFCC委員長に指名された共和党員のアジット・パイ氏は2月のインタビューで、競争する4社が必要との考えを否定した。
 

原題:T-Mobile Rises on Report SoftBank Open to Sprint Combination (2)(抜粋)

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