ペットの空の旅は、人が搭乗するときと同様に規制が厳しい。だが最大の違いは、ペット向けの規制は空の旅をより快適にすることを目的としている点だ。最近空港に義務付けられたのは、屋内にペット用「休息エリア」を設けることだ。

  それでも、現在ではペットオーナーの8割が自分のペットを子どもとして捉えていることから、機内や空港での改善の余地はなお非常に大きい。ニューヨークのケネディ国際空港に6500万ドル(約73億円)掛けて新設された「アーク・アット・JFK」(17万8000平方フィート=約1万6540平方メートル)は、空港での対応改善に向けた一歩だ。この施設は水浴び用のプールや宿泊用の犬小屋、自分のペットの動きを追跡するための搭乗前マイクロチップ取り付けサービスなどを提供する。米国内でこのようなサービスを提供する施設はここが初めてで、ゆくゆくはペット用スパも設置する予定だ。

  重要なのは、「アーク」がペットの旅行に必要なプロセスを抜本的に変えるのではなく、その効率性を高めるという点だ。

  アークのマネジングディレクター、エリザベス・A・シュエット氏は「ペットオーナーが飛行機から降り、貨物施設に向かい、税関や入国審査を通過する。これら全てを自分でやるわけだ」とし、「非常に煩わしいことだ」と述べた。

  アークは、1カ所で必要なことが全てが済むワンストップ・ショップと位置付けており、オーナー代わって税関の手続きを済ませるといったサービスを提供できるとシュエット氏は説明。「手続きの仕組みを変え、より良いものを提供していく」と述べた。

原題:A $65 Million Bet on Pampered Pet Travel(抜粋)

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