ロシア大統領府は国営メディアに対し、トランプ米大統領に関するこびた報道を大幅に減らすよう命じた。当初の想定ほど米新政権が友好的とはならないとの懸念がロシア政府高官の間で高まっていることを反映している。事情に詳しい関係者3人が明らかにした。

  米当局はトランプ氏の側近らが昨年の米大統領選期間中やその後にロシアに接触していたとの疑惑の全容解明に向けた調査を進めており、米政界では反ロシア感情が高まっている。

  関係者の1人によれば、ロシアのプーチン政権は、トランプ政権への移行の細かな話に視聴者がもはや関心を示さなくなっているとして、今回の指示を正当化した。実際には、トランプ大統領に関する報道で最も人気あるテレビ番組の幾つかが、政界の「泥沼の水をきれいにする」という同大統領の公約など、ロシア大統領府がむしろ広めたくないアイデアに触れたという。

  米大統領選でのトランプ氏の予想外の勝利は米ロ協力の新時代の幕開けとしてロシア国内で広く歓迎されてきた。今回のロシア大統領府による指示は、わずか数週間前までのムードを大きく変えるものとなった。
  
原題:Kremlin Said to Tell Media to Cut Back on Fawning Trump Coverage(抜粋)

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