中国の外貨準備高が3兆ドル(約340兆円)を割り込んだが、格付けを脅かすことにはならないとS&Pグローバル・レーティングが指摘した。中国の外貨準備のバッファーは引き続き健全だとしている。

  S&Pのシンガポール在勤クレジットアナリスト、キムエン・タン氏は中国の外貨準備について、「対外ニーズおよび債務を満たして余りある」とリポートで説明。「中国の対外流動資産は対外債務全体をかなり上回る状況が続いており、経常収支は今も黒字だ。潜在的ショックに対する中国経済のクッションとして働く」との見方を示した。

  同氏はまた、資本流出と人民元下落圧力に関係する主要なリスクは、政策担当者による過剰反応だと主張。中国当局が信頼感を低下させる大きな変更を行えば、経済と金融の安定にさらに重大な影響が及ぶ恐れがあると指摘し、そのようなシナリオの下では、政府の信用メトリクスが損なわれかねないと分析した。

原題:China Reserves Below $3 Trillion Won’t Threaten Rating, S&P Says(抜粋)

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