JPモルガンやHSBCが南ア・ランド操作関与か-競争審判へ

  • 南アの競争委員会が競争審判所に審判請求を行った
  • 十数社に対し取引高の10%の支払いを競争委は求めている

南アフリカ共和国の競争委員会は、米銀JPモルガン・チェースと英銀HSBCホールディングス野村ホールディングスなど十数社が南ア・ランドの取引操作と共謀に関与したと主張し、競争審判所に審判請求を行った。これらの金融機関に対し取引高の10%の支払いを競争委は求めている。

  今回の審判請求の対象には、JPモルガンなど3社のほか、米銀バンク・オブ・アメリカ(BofA)メリルリンチ、仏銀BNPパリバクレディ・スイス・グループも含まれる。競争委は、2015年から実施してきた調査の結果、これらの金融機関が少なくとも07年以降、外国為替市場で南ア・ランドに絡む通貨ペアの取引について価格操作と市場分割に関与したと認定した。

  競争委は15日に電子メールで配布した発表資料で、「審判請求の対象企業は、特定のタイミングでの架空のビッド(買値)とオファー(売値)の提示や取引を控える取り決めを通じて、ビッドとオファーの価格を操作した。各社は取引時間を調整することで望ましい価格を実現できるよう助け合い、架空のビッドとオファーによって、自分たちの利益の動機を達成する目的で需要と供給をゆがめた」と指摘した。

  BofAとJPモルガン、HSBC、BNPパリバなどはブルームバーグの取材に対し、コメントを控えており、クレディ・スイスはこの件を調査中だと回答した。  

原題:JPMorgan to HSBC Face Fines in S. African Rand-Rigging Probe (3)(抜粋)

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