17日の日本株市場で、株価変動材料のあった銘柄の終値は次の通り。

  東芝(6502):前日比9.2%安の184円。一時178円を付け、2016年3月2日以来の日中安値を付けた。BGCパートナーズの日本株セールス担当マネジャーであるアミール・アンバーザデ氏(シンガポール在勤)は、東証2部への指定替えが確実に読める状況のため、インデックス連動型上場投資信託(ETF)は東芝株を売る必要があると指摘。これから売りが増えると警戒されたとした。

  アルパイン(6816):5.1%安の1675円。三菱UFJモルガン・スタンレー証券は16日付リポートで、海外の車種専用の不振継続などで業績拡大時期が先になると分析。18年3月期の営業利益予想を71億円から46億円に、19年3月期を96億円から48億円に下方修正した。バリュエーション手法の変更に伴い目標株価は1300円から1500円に引き上げたが、投資判断は「中立」で継続。

  ヤマトホールディングス(9064):3.6%安の2246.5円。メリルリンチ日本証券は16日付で投資判断を「買い」から「アンダーパフォーム」に、目標株価を2700円から2000円に引き下げた。人件費などによる業績悪化は市場コンセンサスだが、同証ではさらに事業構造改革の追加的費用増による業績悪化を想定。18年3月期営業利益予想を750億円から519億円に下方修正した。会社側の17年3月期計画は580億円。 

  トレンドマイクロ(4704):9.3%高の4805円。16日発表した16年12月期営業利益は前の期比11%増の344億円だった。ストックオプション関連費用やマーケティング費用などのコストが想定を下回り、12%減益の従来予想から一転、増益を確保した。17年12月期は前期比9.1%増の375億円の見込みで市場予想の339億円を上回った。三菱UFJモルガン・スタンレー証券では、保守的な計画を発表する傾向にある同社が、市場予想より強気な同証予想(355億円)を上回った点が特にポジティブと評価した。

  ニチイ学館(9792):4.6%高の872円。同社と日本生命保険は共同で保育事業を展開すると17日付日本経済新聞朝刊が報道。国が民間の力も借りて保育サービスを提供する「企業主導型保育事業」制度を使い、来春までに全国で約100カ所の保育所を新設するという。東海東京調査センターの赤羽高シニアアナリストは日経報道が評価され買いが集まったと解説、保育ニーズがある上、社会的意義もありプラスに受け取られるほか、ニッセイレディーとニチイ学館の医療事務職員や英会話塾の講師などを中心に児童を集めるなどリスクが低い点も好感されるだろうと述べた。

  アイダエンジニアリング(6118):4.1%安の1002円。短期逆風は厳しく、同社が中期計画で従来掲げてきた年間800億円前後の受注高と売上高の実現はしばらく難しそうな印象とゴールドマン・サックス証券が指摘。18年3月期営業利益予想を61億円から57億円に下方修正、来期以降の配当予想を従来の40円から30円へ減額した。投資判断「中立」と目標株価1060円は継続。 

  インターワークス(6032):1.3%安の1174円。17年3月期営業利益計画を9億6000万円から9億円に下方修正すると17日午後発表。就職倫理協定の変更を受け、採用支援事業の役務提供期間が短縮化したことが響く。

  サイバーエージェント(4751):1.2%安の2995円。ジェフリーズ証券は16日付で投資判断を「買い」から「ホールド」に、目標株価を3500円から3200円に引き下げた。好調なネット広告事業やネットテレビ局「AbemaTV」の成長性は引き続きポジティブな要素だが、短期的にはゲーム事業からの逆風を相殺できないと分析。17年9月期営業利益予想を380億円から293億円に下方修正した。会社計画は280億円。

  ホシデン(6804):2.3%安の1010円。3日に発表した自社株買いを終了する、と16日に発表。需給面での株価下支え期待が薄れた。6日から15日までの累計取得数は200万株、取得総額は20億2666万円となった。

  日本セラミック(6929):4%高の2283円。ゴールドマン・サックス証券は16日付で投資判断を「中立」から「買い」に、目標株価を2080円から2600円に引き上げた。業績執行能力の強化に加え、従来慎重だった自社株買いなどの株主還元が積極的に変化してきた点を評価した。

  ペガサスミシン製造(6262):3.3%高の820円。 岩井コスモ証券は16日付で目標株価を730円から900円に引き上げた。投資判断は「Bプラス(中立プラス)」で継続。工業用ミシンの原価改善が進んでいる点を評価した。17年3月期の営業利益は31億円と予想し、会社計画30億1000万円を上回ると見込んだ。

  イハラサイエンス(5999):5.7%高の1349円。木原製作所(茨城県常総市)が保有する南通木原配管(中国江蘇省)の株式96.34%を取得すると16日に発表した。買収する南通木原配管は建設機械や産業車両用油圧配管の製造販売を手掛けており、中国での事業拡大を図るのが狙い。

  新日本電工(5563):5.9%高の344円。従来10億円と予想していた16年12月期の純損失は1億円にとどまったもようと16日に発表。前の期実績は142億円の赤字だった。昨年11月以降の市況回復などにより合金鉄事業を手掛ける徳島工場で想定していた減損損失を計上しなくなったため。未定としていた期末配当を1株5円と決定。17年12月期の最終損益は35億円の黒字に浮上すると見込んだ。

  ネクステージ(3186):7.5%高の2753円。3月末の株主対象に1株を2株に分割すると16日に発表した。流動性を高めるとともに、投資家層のさらなる拡大を図る。同じく1対2の株式分割を発表したAWSホールディングス(3937)も4.9%高の3650円と続伸。 

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