シンガポールの2016年10-12月(第4四半期)の経済成長率は速報値から上向き改定され、約5年ぶりの高水準となった。輸出需要が持ち直す中で製造業の伸びが寄与した。

  シンガポール貿易産業省が17日発表した10-12月期の国内総生産(GDP)改定値は前期比年率12.3%増加。先月発表された速報値は9.1%増、7-9月(第3四半期)は0.4%減(改定値)だった。ブルームバーグが調査したエコノミスト8人の予想中央値では12.6%増が見込まれていた。前年同期比では2.9%増と、予想中央値(2.5%増)を上回った。16年通年の成長率は2%と、速報値の1.8%から上向き修正された。

  貿易への依存度が高いシンガポールは中国の需要回復の恩恵を受けている。ただ、世界の需要は依然弱く、米国が中国などに対して貿易障壁を設ける恐れもあることから、見通しは不透明だ。シンガポール政府は17年の成長率が1-3%になると予想し、今後数年間に2-3%の平均成長率を維持する戦略を打ち出している。

  部門別では経済の約3分の2を占めるサービス部門が前期比年率8.4%増加。金融サービス(36.5%増)がけん引役となった。製造業は39.8%増だった。

原題:Singapore’s Economy Expands at Fastest Pace in More Than 5 Years(抜粋)

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