欧州のリゾートで今月スキーを楽しむ予定なら、今のうちに楽しんでおいた方がいい。

  地球温暖化で年間のスキーシーズンはどんどん短くなり、アルプスの積雪は最大70%が今世紀末までに消え去るかもしれない。地球温暖化対策「パリ協定」が掲げる目標が達成された場合に、どれほどの量の雪が確保される可能性があるかについて判断するために、スイスの研究員らが3次元モデルに基づいて行った調査から明らかになった。

  欧州地球科学連合が16日出版した学術誌クライオスフィアに掲載された調査結果によれば、各国が気温上昇を2度未満に制限した場合でも、積雪の約30%が2100年までに失われる見込み。気温上昇を2度未満に制限するためには、二酸化炭素(CO2)排出量を今世紀半ばまでに半減する必要がある。論文と共に発表されたプレスリリースによると、対策が講じられなければ積雪の減少率は70%に達し、アルプスの標高1200メートル未満のスキーリゾートの約4分の1で積雪がほぼなくなり得る。

  論文の主執筆者で、ダボスにあるスイス連邦森林・雪・景観研究所(WSL)付属の雪・雪崩研究所(SLF)のクリストフ・マーティ氏は「アルプスの積雪はいずれにしても減少するだろうが、その度合いは将来のCO2排出量の抑制次第だ」と指摘した。

原題:It’s Snow-Go for Skiers by 2100 as Climate Change Hits the Slope(抜粋)

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