16日の欧州債市場ではスペインとイタリアの国債が上昇。欧州中央銀行(ECB)の政策委員会が1月18、19両日の決定会合で、資産購入がECBへの出資比率から「限定的で一時的に逸脱」するのは「可能かつ不可避だ」との見解を示したことが議事要旨で明らかになった。

  出資比率からの逸脱が容認されれば債務残高の負担が大きい国の国債購入が拡大する可能性が高めるため、フランス国債もECBの議事要旨発表の直後に買われた。一方、中核国の短期債は値下がり。資産購入をめぐる規制間「トレードオフ」で、利回りがECB預金金利を下回る国債の購入は伸びない可能性があるとの見方が背景にある。

  シティ欧州世界国債インデックスのデュレーションが今月延長されることも、フランス国債に対する追加支援材料となり得ると、シティグループが指摘した。

  ロンドン時間午後4時34分現在、スペイン10年債利回りは8.8ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)低下の1.60%。同年限のイタリア国債利回りは10.4bp下げ2.14%、フランス国債利回りは4.1bp低下し1.01%。

  一方、ドイツ2年債利回りは1.9bp上昇のマイナス0.77%となった。
  
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原題:Spain’s Bonds Gain as ECB Sees Room for ‘Trade-Off’ on QE Rules(抜粋)
ECB Minutes Lift France, Italy; End-of-Day Curves, Cross Spreads(抜粋)

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