米連邦準備制度理事会(FRB)のフィッシャー副議長は米連邦公開市場委員会(FOMC)が担う二大責務の達成に近づいていると述べ、金融政策は想定された軌道に乗りそうだと指摘した。FOMCは昨年12月の時点で、2017年には3回の政策金利引き上げを予想している。

  「具体的な数字をここで挙げるつもりはないが、この時期に想定していた状況と現状は一致している。つまりインフレ率が2%に近づき、労働市場は力強さを増し続けるという想定だ」とフィッシャー副議長はブルームバーグテレビジョンとのインタビューで発言。「この二つが実現すれば、ほぼ想定していた通りの軌道に乗ることになるだろう」と述べた。

  フィッシャー副議長の見解は、経済の進展が持続すれば利上げの日は近づいているとしたイエレン議長の見方と整合する。

  フィッシャー副議長はこの日のインタビューで、賃金の伸びは「現実のものとなり始めた」と指摘、これから発表される賃金データは「われわれが想定していたものと大きく違わないだろう」と述べた。

  「長い間、金利の動きは緩やかになると述べてきた。数年前の水準に戻るのだとすれば、それまでに数年間かかる」とフィッシャー副議長。「インフレ率2%を今後もめざし、そこに近づく可能性はかなり高いだろう。そして完全雇用については現時点でかなり近く、やや低い可能性もある」と述べた。

  次回FOMCは3月14ー15日に開かれる。

  トランプ政権が減税やインフラ投資、規制緩和を約束したことから、市場には成長重視政策への期待がある。フィッシャー副議長は昨年の大統領選挙以降、「われわれは経済の先行きについて、あまり見方を変えていない」と話す。「経済は妥当なペースで成長していくと予想される」と述べた。

原題:Fischer Echoes Yellen Seeing Economy on Fed’s Rate Hike Path (1)(抜粋)

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