米連邦準備制度理事会(FRB)のタルーロ理事は、ウォール街金融機関の「大き過ぎてつぶせない」問題への米当局の取り組みはまだ終わっていないとした上で、監督当局によるこれまでの進展はトランプ政権下で後任が就いた後も維持されるとの認識を示した。

  タルーロ理事は15日にブルームバーグテレビジョンのインタビューで、大手金融機関が破綻時に安全な形で段階的に清算できる仕組みを作る上で、FRBを含めた監督機関は大きな成果を挙げたと指摘。その上で、2008年の信用危機時に見られたような広範な資本流出が起きる可能性に備えて、監督当局はなお金融システムを強化する必要があると加えた。

  理事は「『大き過ぎてつぶせない』問題は解決したと言われるような時こそ、この問題を懸念し始めるべき時だ」と述べた。タルーロ理事は4月に退任する意向を先週明らかにした。

  その上で、金融規制改革法(ドッド・フランク法)に啓発されて抜本的に改革された規制には「耐久力があるはずだ」と発言。トランプ大統領をはじめとする現政権の規制緩和姿勢を基に実際どのような措置が講じられるかを「判断するのはかなり時期尚早」だと指摘した。

原題:Fed’s Tarullo Says Progress on Too-Big-to-Fail Will Be ‘Durable’(抜粋)

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