トランプ米大統領は14日、オバマ前政権時代に公布された汚職対策ルールを撤廃する議会決議案に署名した。連邦政府が公布した主要規則をその施行前に評価する権限を議会に付与する議会評価法が16年ぶりに活用された。

  トランプ大統領の署名によって廃止が決まったのは石油・天然ガスなどの資源会社に外国政府への支払いを開示するよう義務付ける規則。2010年金融規制改革法(ドッド・フランク法)の下で米証券取引委員会(SEC)がまとめた。今回のルール以外にも、議会は鉱山の下流河川の汚染防止ルールなどオバマ政権時代に公布された他の規則の撤廃も検討している。

  トランプ大統領は署名式典で記者団に対し、「これは多くの案件の1つだ。ほかにも多くが残っており、多数の雇用を取り戻せる」と語った。

  今回の規則撤廃はエクソンモービルやシェブロンなど米大手石油会社に恩恵をもたらし得る。石油業界団体の米石油協会(API)のジャック・ジェラード最高経営責任者(CEO)は発表資料で、「トランプ大統領の議会評価法に基づく署名は米国の競争力と雇用にとって歓迎すべき前進だ」と表明した。

原題:Trump Repeal of Obama SEC Regulation Signals More to Come (2)(抜粋)

最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中 LEARN MORE