フリン米大統領補佐官(国家安全保障問題担当)辞任にロシアの有力議員は失望感と怒りをあらわにし、トランプ政権がクレムリンに対する「妄想」の犠牲になりつつあるとの見方を示した。

  ロシア連邦院国際問題委員会のコンスタンチン・コサチョフ委員長はツイッターへの14日の投稿で、ロシアのキスリャク駐米大使と接触したフリン氏の辞任はトランプ政権が自立しておらず、「ロシア嫌い」に苦しんでいることを示していると主張。米国のタカ派はロシアとの対話を英小説家ジョージ・オーウェルが「1984年」で描いたような「思想犯罪」として扱おうとしているとコメントした。

  ロシア大統領府のペスコフ報道官はコメントを控えた。同日の記者団との電話会見では、フリン氏辞任は米国の「内政問題」だと語った。

フリン氏
フリン氏
Photographer: Win McNamee/ Pool via Bloomberg

  米国ではスパイサー大統領報道官が14日、ホワイトハウスのマクガーン法律顧問が「法的な問題はないが、信用上の問題はあると判断した」と記者団に説明。フリン氏のロシア大使との話し合い、それに同氏がペンス副大統領らの判断を誤らせた可能性があることが「一線を越えて持続不可能な状況を生み出した」と述べ、こうした状況が「信頼の程度を損ねた」と指摘した。

原題:Russia Accuses U.S. of ‘Paranoia’ After Trump Adviser Ousted (1)(抜粋)Trump Asked for Flynn’s Resignation After ‘Eroding’ Trust (1) (抜粋)

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