米ハーバード大学の寄付基金の運用担当者3人が独自のヘッジファンドを立ち上げるために退職する予定だ。運用成績が低迷する同基金では職員を削減し、外部に投資を委託している。

  運用資産375億ドル(約4兆3000億円)の同基金を運営するハーバード・マネジメントで債券投資を担当するポートフォリオマネジャーのミケーレ・トスカーニ氏、グレイグ・ファントゥッツィ氏は共同でヘッジファンドを立ち上げる。事情に詳しい複数の関係者が明らかにした。新興市場株ファンドを担当するサンジブ・バーティア氏もファンドを立ち上げると、関係者のうち1人が明らかにした。

  ハーバード・マネジメントは運用成績を上げるため全面的な改革に取り組んでおり、退職者が相次いでいる。230人の職員を年内に半分に削減し、内部のヘッジファンド部門を閉鎖することを先月発表している。同基金は高等教育機関の中では最大の規模を誇るが、運用成績はアイビーリーグの他大と比較して見劣りしている。

  トスカーニ、ファントゥッツィ、バーティアの3氏とハーバード・マネジメント広報担当のエミリー・グアダニョーリ氏はいずれもコメントを控えている。

  トスカーニ氏とファントゥッツィ氏が始めるファンドの名称は「TPRV」になりそうだと関係者のうち1人が述べた。

原題:Harvard Endowment Managers Said to Depart to Start Funds (1)(抜粋)

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