ソフトバンクグループは米投資会社フォートレス・インベストメント・グループを33億ドル(約3770億円)で買収することで合意した。非上場企業や不動産への投資に知見を持つ同社を取り込むことで、ソフトバンクの投資能力を高める狙い。

  14日の発表資料によると、投資は他の投資家と共同で行いソフトバンクの出資額や比率は未定。フォートレス株1株当たり8.08ドルを支払い、13日終値に対し39%のプレミアムとなる。

  フォートレスのプリンシパルであるピート・ブリガー氏とウェス・エデンズ氏、ランディー・ナードン氏は引き続き同社を率いることに同意しており、ソフトバンク傘下でニューヨークに本拠を置く独立した事業として運営される。フォートレス株主と規制当局の承認が得られれば、今年後半に買収手続きが完了する。

  事業拡大へ向け、孫正義社長は投資攻勢を強めている。昨年12月には就任前のトランプ米大統領と面会し、米国に500億ドル(約5兆7000億円)を投資して5万人の雇用を創出すると約束した。テクノロジー分野への投資拡大を目指して1000億ドル規模となる可能性のある投資ファンドを設立するとも発表しており、総額約240億ポンド(約3兆3000億円)で買収した英半導体設計会社アーム・ホールディングスに続く投資が見込まれていた。

  「幅広い専門知識と世界的に誇れる投資プラットホームから多くを学ぶことができることをうれしく思う」と孫社長は発表文中で述べた。また今回の投資は「大胆かつ規律の取れた投資」ができ「世界トップレベルの実行力」を持つソフトバンクへの変革を加速させる、と説明した。

  フォートレスは、非上場企業や債券、不動産などに投資するファンド。昨年9月末時点の運用資産は約701億ドルだった。14日の米株式市場でフォートレス株は6.5%高の6.21ドルで終了し、時価総額は約24億ドルとなった。

  ソフトバンク株は堅調で、15日午前の取引で一時前日比1.5%高の8666円を付けた。午前の終値は同1.2%高の8634円。

原題:SoftBank to Buy Fortress Investment for $3.3 Billion (Correct)(抜粋)

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