14日の米株式市場でゴールドマン・サックス・グループの株価が上昇し、最高値で取引を終えた。トランプ政権の主要ポストに同社の元幹部が就任し、米政府が法人税率を引き下げ、規制を緩和するなどの楽観的な見方から買われた。

  同社は1.3%高の249.46ドルで通常取引を終え、2007年終盤に記録した終値ベースの最高値を更新した。昨年11月の米大統領選でのトランプ氏当選以降では37%の上伸と、ダウ工業株30種平均の値上がりを主導している。

  投資家の間では、トランプ政権が金融危機後に導入の規則を撤廃し、米金融業界への最も激しい批判の声を退けて、インフレ加速や長期金利の上昇促す政策を追求すれば、米大手金融機関が一段の増益を計上し、株主への還元も増やせるとの期待が広がっている。

  選挙戦で米政界におけるゴールドマンの影響力を繰り返し攻撃してきたトランプ氏だが、昨年12月にホワイトハウスの国家経済会議(NEC)委員長に同社のゲーリー・コーン社長(当時)を起用。今月13日には同社パートナーだったスティーブン・ムニューチン氏が財務長官に就任した。

  同社出身者ではこのほか、慈善投資責任者を務めたディナ・パウエル氏が大統領補佐官、20年余り前に退社したスティーブン・バノン氏が首席戦略官として政権入りしている。さらに、現在同社でマネジングディレクターを務めるジム・ドノバン氏も加わる可能性がある。

原題:Goldman Stock Hits Record on Bets Trump Will Unleash Wall Street(抜粋)

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