14日の米国債相場は続落。イエレン米連邦準備制度理事会(FRB)議長は利上げを待ち過ぎることは「賢明ではない」と指摘し、雇用とインフレの進展が続けば今後の会合で利上げを決定することは「適切になるだろう」と述べた。

  米国債はすべての年限で利回りが上昇。ニューヨーク時間午後5時過ぎの10年債利回りは3ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%) 上昇の2.47%。イエレン議長の証言を受けて、一時は6.5bp上昇し2.5004%を付けていた。米国債市場ではこの4営業日、トランプ政権による成長重視政策とインフレ期待の復活から売りが続いている。イエレン議長の証言後、市場が織り込む3月利上げの確率は34%に上昇。証言前は30%だった。

  イエレン議長は「緩和解除を長く待ち過ぎるのは賢明ではない。待ち過ぎればFOMCは最終的に急速なペースでの利上げを迫られる可能性があり、金融市場を混乱させ経済をリセッション(景気後退)に追いやるリスクが生じる恐れがある」と指摘した。

  フェデラルファンド(FF)金利先物市場は6月までの利上げを完全に織り込み、その次は12月とみている。

  リッチモンド連銀のラッカー総裁は「財政政策、特に財政投入による大規模な刺激策をめぐり不確実性が強まっている現在の状況は、後々になってより速いペースでの利上げを迫られた場合のリスクを減らすために、次の利上げは早めに実施するべきだということを示唆している」と述べた。

  ダラス連銀のカプラン総裁も「早めに緩和を解除するべきだと考える」と発言。一方、今月退任するアトランタ連銀のロックハート総裁は、利上げを「3月に実施する本当に説得力のある理由は見当たらない」と述べた。

原題:Treasuries Fall as Yellen Strikes Hawkish Tone in Testimony (抜粋)

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